事故。。。
もう何年前だろう?
毎週日曜日は、食事当番が私です。
その日も腕によりをかけて、ブリのあら煮と茶碗蒸し&みそ汁を作っていました。
料理が出来上がるまでの間に、嫁がももを連れて散歩に出たのです。
いつもより、なんとなく帰りが遅い嫁。。。
うちの嫁は、「鉄砲玉」♪ 外出したら、しばらくは帰ってこないんです。。。
「ちょっとダイエーで洗剤かってくる~」・・・家から歩いて5分なのに、2時間帰ってこないことがザラですw
っと、もうすぐ帰ってくるだろうと思い、みそ汁を温めなおしていた時でした。
「ピンポーン」
インターホンの画面には、見たことないガラの悪そうなお兄ちゃん。。。誰だよこれ
兄ちゃん:「あの○○さんのお宅ですか?」
私:「はい、そうですが?」
兄ちゃん:「あの~お宅の奥さんと事故してしまいまして…」
私:「!!!!!!!!!!!!! (゚Д゚ )ハァ?」
兄ちゃん:「マンションの前なので、すぐに降りてきていただけませんか?」
と、速攻ダッシュ!!!!!
自宅の前の交差点につくと、ジャージ姿の嫁がうつむき加減で座っていた。
近づいて行くと、私の顔を見て安心したのか号泣し始めました。
嫁:「ももが・・・ももが・・・ももが・・・」 (つд⊂)エーン
私:「ももが、どうした?」
嫁:「ビックリして、どっかに走っていったと・・・」 (つд⊂)エーン
私:「うんうん。わかった。ももは探しておくけん、とりあえず病院に行って検査してもらいな ^^」
嫁:「うん (´-ω-`)」
救急車が来たので、あとは隊員さんに任せて、ももを探しにダッシュする私。
すると、いつも散歩から帰ってマンションに入る階段のところで、震えてるももを発見。
すぐに抱きかかえ「怖かったねぇ~ もう大丈夫だよ♪」とももを落ち着かせて、抱いたまま自宅にもどり、嫁の着替えとお金と、ももを連れて病院へダッシュ ε=(ノ‥)ノ
こういう時の犬って、状況を察知してるんですね・・・嫁がいないってことで、家中を走り回って私に「どこいったの?」みたいに訴えるんですよ。だから、一人で家に残しておくのも心配だし、一緒に病院へ行ったんです。
病院に到着して、診察室の前で待っていると看護婦さんが「ご主人ですか?」と声をかけてくれ、診察室の中に通してくれました。
幸い、嫁は足を捻挫して、少し打撲があるぐらいで大事には至りませんでしたが、この時の経験は私の、嫁に対する気持ちを180度変えてくれました。
この事故があるまでは、ずっと一緒にいるので嫁に対する気持ちなんて意識したことがなかったのですが、この日を境に「何よりも大事な人」と思えるようになったのです。
あの時、嫁が一歩多く踏み出していたら・・・・・・今、私の横にはいなかったかもしれない。
そう考えると、とてつもなく怖くなります。仕事で失敗することよりも、他の何よりもそれが怖いんです。
こうやって書いてる今も、その時のことを考えるとゾッとします。
だから面と向かって「愛してる」と言えなくても、「愛してる」んです。